「野良猫を保護したいけど逃げられる…」捕獲方法と保護した後にやるべき4つのこと

あの子、最近見かける野良猫ちゃん、ガリガリでかわいそう…

うちで保護してあげたいけど、近づくとすぐに逃げちゃうんだよね…

そんな風に思っている優しいあなたへ。

野良猫を保護するのって、簡単なことじゃないですよね。

警戒心が強い子が多いし、捕獲するのも一苦労。

でも、安心してください!

この記事では、

  • 野良猫を保護する前に知っておくべき準備や確認事項、
  • そして実際に保護した後にやるべきことを、

わかりやすく解説していきます。

ひつじ(やまだゆうか)

野良猫を保護するか悩んだり、保護方法がわからないときでも、
きっと問題が解決するはずです。

この記事でわかること
  • 野良猫を保護する前の準備や確認する点
  • 猫を保護するときの捕まえ方
  • 野良猫を保護するときの服装
  • 野良猫を保護した後にやるべきこと
目次

野良猫を保護する前の準備や確認する点4つ

野良猫の保護をする前に、確認してほしいことがあります。

確認事項をクリアにしておかないと、
後々トラブルになったり、
猫ちゃんにとって良くない状況になってしまうことも…。

①野良猫のお世話をしている人がいないか確認する

保護する前に、まず
猫ちゃんのお世話をしている人がいないか確認しましょう。

誰かがご飯をあげたり、体調を気にかけている場合、
その人にとって猫ちゃんは大切な存在かもしれません。

無断で保護してしまうと、
相手を悲しませてしまう可能性があります。

緊急でない場合は何日か様子をみてみるのがオススメ。

もしお世話をしている人がいる場合は、保護について相談してみましょう。

もしかしたら、保護に協力してくれるかもしれません。

ひつじ(やまだゆうか)

ただ、まずは確認することで、
一人で行動するよりも良い解決策が見つかる可能性もあります。

②家に先住猫がいる場合は完全に隔離できるか確認する

先住猫がいる場合は、
保護した猫ちゃんと完全に隔離できるスペースがあるか確認しましょう。

野良猫は、どんな病気や寄生虫を持っているかわかりません。

先住猫に感染させてしまうリスクを避けるため、
まずは完全に隔離する必要があります。

また、新しい猫は環境の変化にストレスを感じやすいので、
落ち着ける場所を用意してあげることも大切です。

具体的にやること
  • 一部屋まるごと野良猫用に空ける
  • 難しい場合は、ケージを用意して他の猫が入ってこない場所に設置
  • トイレやご飯、お水も別々に用意
  • タオルや毛布なども、先住猫と共有しないように注意

「早く仲良くさせたい!」という気持ちもわかりますが、
焦りは禁物です。

ひつじ(やまだゆうか)

まずは隔離期間を設け、
獣医さんの指示に従って健康状態を確認してから、
徐々に慣らしていくようにしましょう。

③猫が生活できる環境やアイテムを用意する

保護した猫が
安心して生活できる環境とアイテムを準備しましょう。

環境の変化は猫にとって大きなストレスになります。

できるだけ快適に過ごせるよう事前に準備しておくと、
猫も人も安心できます。

野良猫を保護する前に準備するアイテムは、下の記事で詳しく解説しています。

もし緊急の場合は、

  • 段ボールにタオルを敷いてペットベッドにしたり
  • 段ボールに紙を細かくして入れたりすると、トイレとして使ってくれるでしょう。

ですが、上記はあくまでも緊急時の場合です。

ひつじ(やまだゆうか)

保護した後でもかまいませんので、
猫用アイテムをそろえて
猫が快適に暮らせるよう心がけましょう。

④野良猫に使うお金を用意する

野良猫の保護には、お金がかかることを覚悟しておきましょう。

野良猫を保護したときにかかるお金
  • 動物病院での診察や検査
  • ワクチン接種
  • 不妊・去勢手術
  • ご飯代やトイレ砂代

など、猫の健康管理にはお金が必要です。

具体的な費用は、こちら↓の記事で解説しています。

野良猫の保護は、簡単なことではありません。

ひつじ(やまだゆうか)

しかし、事前の準備と確認をしっかり行えば、
猫にとってもあなたにとっても、幸せな結果につながるはずです。

次の章では、いよいよ捕獲方法と保護した後にやるべきことを解説していきます!

【逃げる猫でも安心】保護するときの捕まえ方2選

さあ、準備が整ったらいよいよ猫ちゃんを保護するための捕獲作戦です。

とは言っても野良猫は警戒心が強いので、
いきなり近づいても逃げられてしまう可能性大…

そこで、
初心者さんでも比較的簡単にできる捕獲方法を2つご紹介します!

捕獲方法①猫の捕獲機を使う

確実性を求めるなら、
猫用の捕獲機を使うのがおすすめです。

ですが注意する点があり、
他人の土地に捕獲器を設置する場合は許可を取る必要もあります。

捕獲器を使うメリット
  • 捕獲機は猫が中に入ると扉が閉まる仕組みになっていて、
    安全に捕獲できる
  • 猫に直接触れる必要がないので、
    噛まれたり引っ掻かれたりする心配がない

ネットで購入もできますが、
動物保護団体やボランティアの方に相談してみると、貸してくれることも。

捕獲器を使った、野良猫捕獲作戦はこちら↓。

初心者でもできる野良猫の捕獲方法①捕獲器
  1. 捕獲機を用意する
  2. 捕獲機を設置する
    猫がよく通る場所に設置します。
    人通りの少ない、静かな場所がおすすめです。
  3. エサを仕掛ける
    猫が好きそうな匂いの強いエサ(マグロや鶏肉など)を、捕獲機の奥に仕掛けます。
  4. 猫が捕獲されるのを待つ
    焦らず、気長に待ちましょう。
    猫が警戒してなかなか入らない場合は、
    数日間エサだけを置いて慣れさせるのも有効です。
  5. 捕獲されたら
    静かに捕獲機に近づき、タオルなどをかけて猫を落ち着かせます。

「捕獲機って、なんだかかわいそう…」と思う方もいるかもしれません。

ひつじ(やまだゆうか)

しかし、安全に猫を捕獲できる方法としては、
捕獲機が一番です。

捕獲方法②猫用の捕獲あみを使う

捕獲器を用意できない場合は、
猫用の捕獲あみを使うのも一つの手です。

筆者の家族が猫用あみを使用して野良猫を捕獲していたので、
捕獲器同様、逃げる野良猫でも十分対応できるかと思います。

初心者でもできる野良猫の捕獲方法②猫用あみ
  1. 捕獲あみを用意する
    猫用の、目が細かい丈夫な捕獲あみを用意します。
  2. 猫に近づく
    静かに、ゆっくりと猫に近づきます。
  3. エサで誘導する
    猫が好きそうなエサを使い、あみの近くに誘導します。
  4. タイミングを見計らって捕獲する
    猫がエサに集中している隙に、素早くあみを被せます。
  5. 安全な場所に移動する
    捕獲した猫を、安全な場所に移動させます。
ひつじ(やまだゆうか)

ただし猫用あみを使う場合は、
ある程度距離を縮めた方が失敗の可能性が低くなりますよ。

日頃からお水やごはんをあげていれば、触れなくても捕獲は可能です。

食べ物を与える場合は、保護を覚悟で行ってくださいね。
気持ちはわかりますが、
無秩序な餌やりはあまりオススメできません。

野良猫を捕まえるとき、服装には気をつけてください。

爪は刃物のように鋭く、
様々な菌やウイルスを持っている可能性
もあります。

あなたも猫も、安全に捕獲作戦を成功させるためには、服装選びが大事!

次の章では野良猫を保護するときの服装を、
具体的に解説していきますね。

野良猫を保護するときの服装

野良猫を保護する際は、安全を考慮した服装を選びましょう。

野良猫は、警戒心が強く、興奮すると攻撃してくることがあります。噛まれたり引っ掻かれたりするのを防ぐために、肌を露出しない服装を心がけましょう。

  • 長袖・長ズボン
    肌を保護するために、必ず着用しましょう。
  • 厚手の服
    薄手の服だと、猫の爪が貫通してしまう可能性があります。
  • 丈夫な靴
    足元をしっかり保護するために、スニーカーやブーツなどを履きましょう。
  • 軍手や革手袋
    手を保護するために、必ず着用しましょう。
  • 帽子
    頭部を保護するために、帽子を被るのもおすすめです。
  • マスク
    感染症予防のために、マスクを着用しましょう。

捕獲方法と服装をしっかり準備して、安全第一で保護活動を行いましょう。

もし、どうしても自分だけでは難しいと感じたら、無理せず動物保護団体やボランティア団体に相談してください。

彼らは、豊富な知識と経験を持っているので、きっとあなたの力になってくれるはずです。

野良猫を保護した後にやるべき4つのこと

無事に保護できたら、
猫ちゃんが安心して新しい生活をスタートできるよう、
大切な4つのステップについて解説していきます。

①警察に届け出する

まずは、警察に届け出をしましょう。

飼い主さんがいなくなった猫ちゃんの場合、警察に届けられている可能性があります。

もし、飼い主さんが現れれば、猫ちゃんは元の家に戻ることができます。

また、拾得物として届け出ることで、法律上の手続きを踏むことになり、後々のトラブルを避けることができます。

近くの警察署や交番に電話をして、猫を保護した旨を伝えます。

その際、猫の特徴(種類、色、模様など)や、保護した場所、日時などを詳しく伝えましょう。

警察署で手続きをする場合は、身分証明書が必要になることがありますので、忘れずに持参してください。

「もし飼い主さんが現れたら、手放さなきゃいけないの…?」と不安になる方もいるかもしれません。

しかし、猫ちゃんにとって、元の家に戻ることが一番幸せな場合もあります。

まずは、届け出をして、飼い主さんがいないか確認することが大切です。

②動物病院に連れていく

保護したら、できるだけ早く動物病院に連れて行きましょう。

野良猫は、様々な病気や寄生虫を持っている可能性があります。

健康状態をチェックしてもらい、必要な治療を受けさせることで、猫ちゃんの健康を守ることができます。

動物病院では、以下のようなことを行います。

  • 健康診断
    全身の状態をチェックし、異常がないか確認します。
  • 感染症の検査
    猫エイズ(FIV)や猫白血病(FeLV)などの感染症の検査を行います。
  • ノミ、ダニの駆除
    ノミやダニは、猫の健康を害するだけでなく、人に感染する可能性もあります。
  • 耳カットしているか確認
    サクラ耳(耳カット)は、不妊手術済みの猫の目印です。
    もし、耳カットがない場合は、不妊手術が必要になります。

「動物病院って高いんじゃないの…?」と心配になるかもしれません。

確かに、動物病院での診察や治療には、ある程度のお金がかかります。

しかし、猫ちゃんの健康を守るためには、必要な出費です。

まずは、動物病院に相談して、費用について確認してみましょう。

③早めに避妊去勢手術をする

繁殖を防ぐために、早めに避妊・去勢手術を受けさせましょう。

野良猫が増え続けると、地域住民とのトラブルや、猫自身の生活環境の悪化につながります。

避妊・去勢手術は、
猫の繁殖を抑制するだけでなく、
発情期のストレスを軽減したり、
病気の予防にもつながります。

動物病院で避妊・去勢手術の予約をします。

手術の時期や費用については、獣医さんと相談して決めましょう。

手術後は、猫が傷口を舐めないように、エリザベスカラーを装着したり、洋服を着せたりする必要があります。

「かわいそうだから、手術はさせたくない…」という気持ちもわかります。

しかし、野良猫が増え続ける現状を考えると、避妊・去勢手術は、猫全体の福祉にとって、必要な措置です。

④自力で里親を見つけるか終生飼育をする

保護した猫ちゃんの里親を探すか、責任を持って終生飼育しましょう。

猫を飼うということは、命を預かるということです。

最後まで責任を持って、猫ちゃんを幸せにすることが大切です。

もし、どうしても飼い続けることができない場合は、責任を持って里親を探しましょう。

  • 里親を探す場合
    知り合いに声をかけたり、インターネットの里親募集サイトを利用したり、動物保護団体に相談したりするなど、様々な方法があります。里親希望者には、猫の特徴や性格、飼育環境などを詳しく伝え、信頼できる人に託しましょう。
  • 終生飼育する場合
    猫が安心して暮らせる環境を整え、愛情をたっぷり注いで育てましょう。

「里親探しって大変そう…」と感じるかもしれません。

確かに、里親探しは簡単なことではありません。

しかし、諦めずに努力すれば、きっと猫ちゃんにとって最高の家族が見つかるはずです。

まとめ|野良猫の保護は誰でもできるが覚悟と責任を持とう

野良猫の保護は、誰でもできることではありません。

時間もお金もかかりますし、何よりも覚悟と責任が必要です。

しかし、一匹の猫の命を救い、温かい家庭で幸せに暮らせるようにすることは、とても素晴らしいことです。

もしあなたが、野良猫の保護を考えているなら、
この記事を参考にしっかりと準備をして、
猫ちゃんにとって最高の未来をプレゼントしてあげてください。

応援しています!

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この記事を書いた人

Webライター・編集・現役宅建士・元動物看護士
【得意ジャンル】不動産・動物・MBTI・アニメ

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